GDP 2004 5 19

個人消費の好調さについては、疑問を持っています。
 給与所得者の所得は、
給与所得と利子所得です。
 高齢者の所得は、
年金と利子所得です。
 所得が増えていないのに、
個人消費が増えるのは、不思議ですね。
 株高による心理的なものか。
デジタル家電ブームか。
 しかし、デジタル家電を買って、
ほかの消費を節約しているとも考えられる。
相変わらず、100円ショップは、盛況と聞きます。
 個人所得が増えない時代では、
限られたパイを奪い合うことになります。
 いや、給料減少の時代では、
減少していくパイを奪い合うことになります。


発想の転換 rethink 2004 5 3
 
 私は、少子高齢化を心配していましたが、
プラス思考というものもあるのですね。

今日(5月3日)の日本経済新聞には、このような記事があります。

「個人消費を支える『負け犬』需要」

「デジタル家電の需要拡大など、個人消費に明るさが見えてきた。
なかでも、重要な、けん引役が、30代の独身女性たちだ。
デフレ経済ながら、単身者向けのマンション、
個人旅行、高級ブランドなど、
彼女たちの目にかなった商品は、着実に売上を伸ばしている。」
「未婚、子供なし、30歳以上」
「これは、『負け犬の遠吠え』の著者による『負け犬』の定義だ。」

こうした女性たちは、男性よりも、お金を持っているでしょう。
しかも、高くても、品質のよい商品を求めるでしょう。

 私は、少子高齢化の進行により、
「高齢者向けの市場」が大きくなると考えていました。
 さすがに、「『負け犬』向けの市場」が大きくなるとは、想像もできなかったです。
そうすると、企業も、「高齢者向けの市場」だけでなく、
「『負け犬』向けの市場」も考慮しないと、
企業の方が、「負け犬」になってしまいます。
アナリストも、こうした「『負け犬』向けの市場」を分析すべきでしょう。
 それにしても、「負け犬」という言葉は、なんとか、なりませんか。
もう少し、上品な「たとえ」はないのでしょうか。
「30代独身女性」を、「負け犬」と言うのは、きびしいでしょう。
 せめて、「梅組の女性」とか。
梅は、桜よりも、長く咲いています。
 早く、結婚した女性は、「桜組の女性」です。
桜は、早く散ってしまいます。
 再考、rethink。















































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